Caregiving For People With Disabilities 重症心身障害看護とは

About 重症心身障害児者の
看護とは

重症心身障害児者とは、重度の知的障害と肢体不自由を併せ持った方のことをいいます。
重症心身障害児者の看護で大切なエッセンスは、利用者様が“自分らしく生活ができる”よう看護をすること。
そのための当センターの重症心身障害児者の看護の要素は5つ。
その一つひとつに役割と使命をもって看護をしています。

重症心身障害児者看護の
5つの要素

Point 重症心身障害看護
の特徴と魅力

  • 01 重症心身障害看護師
    棟勤務

    重症心身障害児者は、身体的にも知的にも重度の障害を持った方々です。自ら訴えることは困難ですが、その人なりの表現があります。私たちは、それを丁寧に読み取り、意思決定を支え、健康を守り、心地よく、その人らしい人生が送れるように看護しています。安全・安楽に過ごすためには、全身状態の観察、的確なアセスメント、個別性ある細やかなケアが必要であり、そこには看護の原点があります。笑顔と「ありがとう」という言葉が溢れる、明るくあたたかい看護がここにはあります。

  • 02 棟勤務

    重心の方は言語的コミュニケーションを取ることが難しいですが、一方で表情や手の動き、心拍数や眼球の動き、瞬きなどで反応してくれています。例えばケアを行うと状態が落ち着き穏やかな表情が見られた時、声かけやタッチングなどから笑顔を引き出せたときにやりがいを感じますし、また楽しさだと感じます。そのため利用者の小さな変化を見逃さないよう細かな観察が大切になってきますし、丁寧なケアを心掛けたいと思っています。

  • 03 棟勤務

    もともと小児の在宅医療に興味があり、家族の転勤を機に様々なライフステージに応じた支援を提供している当センターに就職をしました。学ぶことや覚える事はたくさんあり、大変ですが、医師や支援員、栄養師やOT・ST等、他職種間の連携が円滑に行われるので、情報が共有されやすく、センター全職員で利用者様の生活を支えている感じがします。利用者様の多くは、コミュニケーションを取ることが難しいので、小さなサインを読み取って意思疎通が図れた時の天使の笑顔に毎日元気をもらっています。

  • 04 医療福祉相談室勤務

    医療福祉相談室では、利用者様の生活全般の相談に乗り、取り巻く環境調整を行っています。重要なのは、利用者様とご家族の想いに寄り添い、関係機関と連携・協働し支えることです。当センターのサービスに、短期入所事業があります。利用者様は体調変化しやすく日常的に医療ケアがあるため、ご家族は24時間介護をされています。相談室看護師は、専門的知識を活かし、安心、安全にご利用いただけるようベッド調整を行います。入所中の利用者様の笑顔やご家族の休息時間への提供は、重要な在宅支援であり日々やりがいを感じています。

  • 05 訪問看護ステーション管理者

    家族看護において、信頼関係はケア提供の基盤です。私たちは、ご家族のバックグラウンドや文化、価値・信念の理解や、ご家族それぞれの選択を尊重したコミュニケーションをとり、ご家族のニーズに寄り添うことが必要です。その信頼関係の基盤があるからこそ、ご利用者様のケアをご家族が「安心して任せられる」ことにつながっていくのだと思います。主導は、看護師ではなく“ご利用者様とご家族”であることを常に心がけ、オープンで共感的な態度で関わることが重要であり、大切にしています。

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